ユグドラ・ユニオン レビュー

プレイステーション・ポータブル(PSP) ユグドラ・ユニオンレビュー・感想のページです。
ユグドラ・ユニオン
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公式サイト
発売日:2008年1月24日
対象年齢:A(全年齢対象)
評価:☆☆(星2.5個)
レビュー掲載日:2012年6月28日

【攻略サイトリンク】
ユグドラ PSP Wiki

2006年にゲームボーイアドバンスで発売された同名シミュレーションRPGの移植版。
キャラクターボイスや新マップなどが追加されています。
タクティクスカード、フォーメーションと言った独自のシステムが採用されているので最初は複雑に思えますが、
作中に度々チュートリアルが入るので理解はしやすい。

ストーリーは新生ブロンキア帝国によって滅ぼされたファンタジニア王国の王女ユグドラは帝国の追っ手から逃げ延びていたが、
辺境の地の砦でついに追い詰められてしまう。
そこで砦の持ち主であったミラノ盗賊団のリーダー、ミラノに助けられたユグドラはミラノと共に王国軍の生き残りと合流。
ここから王国軍の反撃が始まる事になる。

内容は戦争ものなので全体的に重く、ギャグシーンは殆どありません。
中盤までは帝国軍から王国を取り戻すのが目的と言うよくある展開ですが、
終盤になると逆に帝国に攻め込む展開になり、帝国の軍隊だけでなく、帝国を守る為に立ち上がった民間人も殺していく展開になる。
全年齢対象のゲームとは思えないほど重い。
A、B、C、Dの4つのエンディングがあり、Dエンドだけは2周目に出現するハードモードをプレイしないと見れません。

音楽は良い。
条件を満たせばサウンドモードが出現しますが、自力では気付きにくい。

セーブ時間は早い。ロード時間は起動時はやや待たされますがそれ以降は殆どありません。

難易度は高い。
士気(HP)がマップごとに自動回復せず、アイテムやスキルで回復するしかないので、最悪の場合、瀕死状態で戦うしかなくなる事も。
使用できるカードがなくなるとゲームオーバーなので、こちらからどんどん仕掛けないといけない。
主人公のユグドラが序盤はどうしようもなく弱いのも難易度を上げている原因の一つ。(ミラノは十分強い。)
一応、リトライすれば敵が弱体化するので詰まる事はありませんが、
リトライすると戦闘の戦利品が入手できなくなるのでできれば避けたい所。
しかし、リトライなしでクリアするのは無理なんじゃないかと思えるほど難しいマップが存在するので、リトライなしでクリアするのは相当厳しい。

敵のクリティカルを受けるとどうあがいても勝利できなくなるのは酷すぎる。
それ以外にも敵はスキルをほぼ使いたい放題、味方は一度しか戦闘を仕掛けられないのに、
敵は一つの軍につき一回戦闘を仕掛ける事ができるなど、敵側の方が有利なシステムになっており、かなり不公平。

色々な意味で見るべき部分が多いゲームですが、癖のあるキャラクターデザインやシステム、難易度の高さのせいで非常に敷居が高いゲームになっています。
難易度が高く、変わったシステムのゲームが好きな人は楽しめるかもしれません。
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