ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード レビュー

プレイステーション2(PS2) ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガードレビュー・感想のページです。
ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード
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公式サイト
発売日:2006年12月14日
対象年齢:B(12才以上対象)
コンテンツアイコン:犯罪
評価:☆☆
レビュー掲載日:2007年4月4日
(レビュー更新日:2011年9月17日)

【攻略サイトリンク】
ワイルドアームズ Web本舗

ワイルドアームズシリーズの6作目であり、ワイルドアームズシリーズ10周年記念作品。
歴代のシリーズのキャラクターのそっくりさんが登場するなどのファンサービスがあります。
中には酷いネーミングの人もいますが・・・
なお、ワイルドアームズ クロスファイアとの連動があります。

ストーリーはカポブロンコの里に住むディーンは愛用のシャベルを持ち、
いつものように遺跡へゴーレムのハーツを掘りに出かける。
そしてその日、ディーンはついにゴーレムのパーツを見つける。
ディーンは前からゴーレムのパーツを見つけたら村を出る事を決めており、
それを幼馴染のレベッカに伝える為、2人は神々の砦に向かう。
そこでゴーレムの腕の中で眠る記憶喪失の女性アヴリルに出会った事から物語は始まる。

前作のボリュームが少なかったため、今回は大幅にボリュームアップしていますが、肝心の内容はイマイチ。
魅力の無いキャラクター達が魅力のない主人公ディーンを持ち上げてばかりで見ていて面白くない。
ストーリー中、度々レベッカが日記を読み上げるシーンが挿入されますが、
殆どの内容が嫉妬なので見てて気分の良い物ではありません。
しかもご丁寧に毎回フルボイス。本作で一番ボイスが多いのは間違いなくレベッカでしょう。
それが良いのか悪いのかは別として。
幸いR1でテキストを早送り、スタートボタンでカットできるので、2回目からは殆ど見なくて済みますが。

音楽は良い方。特に夢の遺址の曲が良い。
主題歌は麻生かほ里さんからレベッカ役の水樹奈々さんに変更。
主題歌といい、レベッカのセリフの量といい、スタッフに水樹奈々ファンがいたんだろうか・・・

セーブ時間は早い。
ロード時間は基本的に早いですが、フィールドマップ、戦闘への切り替え、戦闘後にやや読み込む。
メニュー画面でもいちいち読み込み、その度にカーソルが一瞬止まるのが気になる。

難易度は普通〜高い程度。
今作は全員移動と攻撃がワンセットになっているので手数が多くなった・・・と思いきや、
戦闘参加人数が3人になってしまい、手数が足りない。
ボスのHPも全体的に高めで長期戦になりやすく、非常に面倒。
システムで戦闘速度を上げる(同時に戦闘演出をカット。)する事ができるようになり、
戦闘のテンポが格段に上がった・・・と思いきや、攻撃前に一瞬読み込む事があり、完璧にテンポが良いとは言えません。
また、前作で廃止されたグッズがARMのカートリッジとして復活し、それを使用する謎解きが増えました。
ただ、謎解きの難易度はシリーズ中トップクラス。謎解きのヒントが複数の部屋に別々にある事が多く、非常に複雑。
エンカウント率は普通程度。

難点はフィールドマップが復活したのは良いですが、妙に見辛い事。
無駄に高度差があり、コンパスも癖があってどの方向に進んでいるのが分かりにくく、無駄に迷いやすい。
迷っている間に何度も戦闘を繰り返し、その度に長めのロードがあるのでイライラします。
モノホイールかアースガルズに乗ればエンカウントなしで移動可能になりますが、
どちらも移動に癖があり、細かい操作がやり辛いのが困る。
ちなみに今までのシリーズにもあった空を移動できる乗り物は本作にはありません。

次に後半の敵の幹部達の戦闘が不親切。
最初に全員で戦い、次に決まったキャラクター1人で1対1で戦いますが、
事前に対処を間違えてると普通に負けます。当然負ければ1戦目からやり直し。
これだけなら当たり前ですが、1戦目が無駄に長期戦になるので2戦目で負けると非常に面倒。
幹部は4人いるので最悪の場合4回もこのパターンが起こる可能性がある。苦行。

様々な部分で快適度が落ちてしまっており、無駄なストレスが溜まりやすい。
何というか、前作の欠点を改善しようとして失敗してしまった作品。
前作より良くなっているのはボリュームぐらいか。
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