CROSS†CHANNEL 〜For all people〜 レビュー
プレイステーション3(PS3) CROSS†CHANNEL 〜For all people〜レビュー・感想のページです。
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公式サイト 発売日:2014年6月24日 対象年齢:D(17才以上対象) コンテンツアイコン:犯罪、セクシャル 評価:☆☆☆ レビュー掲載日:2017年1月31日 【攻略サイトリンク】 誠也の部屋 Enjoy Game Life Ciel d'illusion 〜妄想天国〜 |
2003年にPCゲームとして発売されたアドベンチャーゲーム「CROSS†CHANNEL」の移植版。
いわゆる同じ時間を繰り返すループものの作品です。
新たに主人公以外の登場人物の視点から描いたシナリオが追加されています。
ストーリーは群青学院の放送部に所属していた黒須太一は仲間達と楽しい日々を過ごしていた。
しかし、心に歪みを抱える放送部の部員達はやがて部活に来なくなり、
まともに活動するメンバーは部長の宮澄 見里のみになってしまった。
太一はもう一度メンバーを集めるために合宿を決行するも大失敗に終わってしまう。
そして、合宿から帰ってきた放送部のメンバーを迎えたのは、自分達以外の生物が全て滅んでしまった街だった。
さらに、太一はこの世界が一週間事にリセットされ、同じ一週間をずっと繰り返している事を知る。
この異常現象の中、太一はメンバー達との絆を取り戻す事ができるのか。
内容は序盤こそ明るいですが徐々にシリアスになっていきます。
明るいと言ってもギャグの内容は下ネタか太一の突拍子もないボケが大半なので、あまり笑えませんでした。
本作の舞台となっている群青学院は社会に適応できないと判断された生徒が通う学校なので、
太一を始め、放送部のメンバーは一人を除いて心に問題を抱えており、それが人間関係をより複雑にさせています。
特に太一は普段こそ下ネタを愛するお調子者ですが、過去の出来事がきっかけで心に狂気を持っており、
さらに「血を見ると狂暴化する」ため、別人の様に態度が豹変する事があります。
しかし、そんな太一でも仲間達を思う気持ちは本物であり、
世界の真実を知った後、仲間を救うために必死に行動し、全てをやり終えた後の太一の姿は切ない。
その流れのシナリオは非常に良いです。ただ、幾つかの謎は明確にされないのでその点は気になります。
音楽は良い。
セーブ、ロード時間は早い方。
難易度はルートがある程度決まっている上に、同じ一週間をループするという都合上ややこしいです。
歪んだ心や感情を持ちながら誰よりも人との繋がりを求めようとした者達の物語です。
メインシナリオは良いですが、高度すぎるギャグや人の狂気を描いた描写が多いので人を選ぶ作品です。
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