ファイナルファンタジー15 レビュー

プレイステーション4（PS4）ファイナルファンタジー15レビュー・感想のページです。

公式サイト
発売日：2016年11月29日
対象年齢：C（15才以上対象）
コンテンツアイコン：セクシャル、暴力
評価：☆☆
レビュー掲載日：2018年5月1日

ファイナルファンタジーシリーズのナンバリングタイトルの15作目。
これまでのナンバリング作品と違い、壮大な世界のオープンワールドが舞台のアクションゲームになっています。

ストーリーは王国ルシスと帝国ニフルハイムは長きにわたる戦争を追え、停戦協定の調印式を迎えようとしていた。
和平の証としてルシスの王子ノクティスは帝国の令嬢ルナフレーナと結婚式を執り行う事になる。
ノクティスは友人のイグニス、グラディオラス、プロンプトの三人と父レギスの愛車レガリアで、隣国アコルドに向かう。
しかし、その最中に帝国が裏切り王都を襲撃し制圧。ルシスの増徴のクリスタルは帝国に奪われ、国王レギス、ルナフレーナ、ノクティスの死がニュースで報道される。
帝国から王都を奪還するためにノクティス達は力を求めて世界を旅する。

内容は章（チャプター）形式になっており、9章の途中までは世界を自由に回れますが、
それ以降は世界が大きく変わり始めるリニア形式になっています。ファイナルファンタジー13とは逆のパターン。
9章以前の世界に戻る事は可能なので、サブクエストができなくなる事はありません。

肝心の本編は描写不足が目立ちます。現在はアップデートでイベントが追加された様ですが、それでもまだ足りない。
特に後半は話が一気に進みすぎて、こちら側から見ると全てが唐突にしか見えません。
FFなので演出面は素晴らしく、エンディングは良いと思うのでこの描写不足は本当に残念でならない。

また、パーティメンバーはノクティス、グラディラオス、イグニス、プロンプトも男四人で進み、
女性キャラクターは一人も正式に使用できないのが寂しい。
一時的に加入するNPCは三人の内、二人が女性ですが正式に加入するわけではないので、余計にそう思えます。
とは言え、本作はこの四人だからこその内容なので、仕方ないのかもしれません。

音楽は良い。

セーブ時間は普通程度。
ロード時間は広いオープンワールドを読み込むため、非常に遅い。
ゲーム開始時やチャプター開始時は特に遅い。ファストトラベルも目的地が遠いと一分近くかかります。

難易度は戦闘の難易度はそれほど高くありません。
最悪、回復アイテムでごり押せますし、イージーにすれば救済処置もあるので何とかなります。
むしろ、フィールドやダンジョンで迷う事の方が多い。

難点は移動にとにかく時間がかかります。登れそうな段差も登れず、遠回りさせられる事も結構あります。
本作は世界観の設定の都合で昼より夜の方が時間の経過が遅い。夜は視界が悪い上に強敵のシガイも出現するので、とにかく厄介。
自動移動のファストトラベルやオートドライブも最初の内は夜間の間は使用できないので、余計不便に感じます。

移動が面倒＆視界が悪いという最悪の組み合わせのダンジョンを長距離進む事になる場面がチャプター13にあり、ここが本作最大の面倒臭さを誇ります。
しかも最初はノクティス一人で進む事になり武器もしばらくの間使用できない、倒れている敵に突然足を掴まれる、倒せない敵から逃げ回るというホラー要素が存在し、
さらに敵が頻繁にこちらを煽ってくるという嫌すぎる仕様になっていて、非常に辛い。

世界観は良いですが、肝心のシナリオの描写不足が本当に残念です。

【テレビゲームレビュー一覧】
ニンテンドースイッチゲームレビュー / Wii U・Wiiゲームレビュー
プレイステーション4・プレイステーション3ゲームレビュー / プレイステーション2ゲームレビュー
プレイステーションゲームレビュー / スーパーファミコンゲームレビュー / 携帯ゲームレビュー
その他機種ゲームレビュー / 挫折したゲーム