テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3 レビュー
プレイステーション・ポータブル(PSP) テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3レビュー・感想のページです。
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公式サイト 発売日:2011年2月10日 対象年齢:B(12才以上対象) コンテンツアイコン:暴力、セクシャル、言葉・その他 評価:☆☆(星2.5個) レビュー掲載日:2012年4月4日 【攻略サイトリンク】 テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3 攻略Wiki テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー3 攻略Fate |
レディアントマイソロジーシリーズの3作目。
本作でレディアントマイソロジーシリーズは完結という事になっており、
登場キャラクターは過去最多人数、過去二作のカノンノが仲間になるなど、シリーズの集大成と言える作品になっています。
ストーリーは異世界ルミナシアのギルド「アドリビトム」に所属しているカノンノは仕事の帰り道で空から光が降ってくるのを目撃する。
光が落ちた場所へ向うとそこには光に包まれている主人公がいた。
自分の名前以外何も覚えていない主人公はアドリビトムで働きながら記憶の手がかりを探すことになる。
内容は前作とやっている事が殆ど同じ。
むしろ、専門用語が無駄に多くなっていたり、後半になると主人公の存在意義が疑われる展開になるなど悪化しています。
CMでも使用されたカノンノの台詞「命を・・・ありがとう」は本作屈指の名台詞であり、迷台詞。
今回も相変わらずクエストをクリアしながら進めていきます。
船内マップでイベント発生場所がわかるようになったのは便利。
本編クリア後はやる事が殆どなかった前二作と違い、クリア後に受けられるクエストが増えています。
前二作のカノンノが登場するのも本編クリア後。その影響で3人のカノンノのイベントが殆どないのは残念。
シリーズお馴染みのフェイススキットは数が非常に多いのは良いですが、
なぜかトイレに関する話題など下品なネタが多めなのが気になる。
他にネタがないのだろうか。だったら無理に数を揃えようとしなくても・・・
音楽は良い。前作の使いまわしも多いですが。
今回は一度聴いた戦闘曲は歴代、オリジナル問わず自由に設定できるようになりました。これは非常に嬉しい。
ただ、ショップの曲がキュッキュキュッキュやかましい。
セーブ時間は早い。ロード時間はデータインストールすれば早い。
それでも一瞬止まる事がありますが。
難易度はやや高め。敵の耐久力や攻撃頻度が高くなっています。
序盤からボスが鋼体持ちである事ががやたら多く、何回攻撃しても仰け反らず、そのまま強引に攻撃してくる事が多い。
他にも数にものを言わせて一方的にハメ殺してくるなど、敵の戦法が卑怯で嫌になってくる。
今回は術の威力が高めなので術士が強め。特に攻撃・回復・補助系の術が満遍なく使用できるキャラクターが強い傾向があります。
もっとも、大剣士と一部の術士以外まともに戦えなかった前作と違い、
どのキャラクターでもなんとかなるバランスになっているのでまだマシです。
前作はレベル上げが非常に面倒でしたが、今回はパーティーに入っていないキャラクターにも経験値が入るのでレベル上げが楽になりました。
ただし、70までと言う謎の制限があるので楽なのはクリア前までの話ですが。
装備も丸腰で加入する前作と違い、現時点での最強装備で加わるのも助かる。
エンカウント方式はシンボルエンカウント。敵の移動速度は遅くなりましたが、ダンジョンの道が狭いので回避は困難。
しかもいきなり目の前に敵シンボルが現れたり、障害物で敵シンボルが見えない事もあり、わざと嫌がらせをしているように思える。
前二作で討伐対象の敵の出現率が妙に低かった討伐クエストは目標の敵の出現率が大幅に上がり、倒してもすぐに復活するので、楽になりました。
その分、討伐数が大幅に増えましたが・・・
難点はワープがクエストをクリアしないとできなくなってしまった事。
ただでさえクエストで何度もダンジョンに潜るのが面倒なのに不便にしてどうする。
一応、クエストをクリアして報告していない状態ならどのダンジョンでもワープ可能になりますが・・・
また、素材採取ポイントがダンジョンを出ない限り復活しなくなりました。普通に不便。
今回は任意で加える仲間はお迎えクエストを受ける必要がありますが、
なぜか少人数(酷い時は主人公1人。)でダンジョンの奥まで行かないといけない。
はっきり言って人数を制限される必要性が全くない。面倒なだけ。
今作はマップが全体的に広くなった上に、マップの一つ一つに名前がついていますが、いちいち覚えている人はまずいないと思われます。
なのにクエストでは目的地をマップの名称で指定してくるので困る。
前作で不自然なほどに優遇されていたジェイドは今作ではだいぶ大人しくなりましたが、今作ではユーリが不自然な持ち上げをされています。
すずとユーリが同行する重要任務ではすずがユーリをやたらすごいと褒めまくり、挙句の果てには忍びの掟をあっさり破るような事まで言い出す始末。
他のキャラクターからも万能超人扱いされており、とにかく持ち上げられる。
逆に原作よりわがままになってしまったルーク(意思的にわがままにしている感があるのでタチが悪い。)、
他人に呼び捨て&タメ口を無理に強要するウッドロウ、
トイレネタやノーマから「ティンティン」と呼ばれるなど下品なネタにされる事が多いティトレイなど、扱いが酷いキャラクターは相変わらず存在しています。
どうしてこのシリーズはキャラクターの扱いが極端なのか・・・
一方で原作での言動が悪く印象が悪かったシャーリィ、エミル、マルタは良い性格になっているなど、良い方向に改善されたキャラクターも存在します。
前作より進化した部分より退化した部分が目立つという困った作品。
とにかく移動が不便になってしまったのが致命的。
・・・と、色々文句を書いているくせに今までプレイしてきたゲームの中で一番レベル上げに時間を費やしたゲームだったりします。
レベル上げは好きじゃないはずなんですけどね・・・
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