マナケミア 〜学園の錬金術士たち〜 レビュー
プレイステーション2（PS2） マナケミア 〜学園の錬金術士たち〜レビュー・感想のページです。
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公式サイト（音量注意。） 発売日：2007年6月21日 対象年齢：A（全年齢対象） 評価：☆☆（星2.5個） レビュー掲載日：2013年7月11日 【攻略サイトリンク】 マナケミア攻略wiki マナケミア １ 攻略 |
マナケミアシリーズの1作目であり、タイトルにアトリエがついていませんが、アトリエシリーズの9作目。
従来の調合システムとRPGの要素、そして学園ものの要素を合わせ持った作品。
一番の注目点は戦闘中にサポートキャラと交代して攻撃、
攻撃を受ける際にサポートキャラが代わりにダメージを受けるといったサポートアクション。
うまく使用すれば攻撃回数を増やしたり、瀕死のキャラと素早く交代させるといった戦略を取る事も可能。
ストーリーは森の奥でマナのサルファと静かに暮らしていた少年ヴェインの元に
錬金術士の教育機関であるアルレビス学園の教師ゼップルがヴェインをスカウトするために訪れる。
一ヵ月後、アルレビス学園に入学したヴェインは3年間、様々な出来事を経験していく事になる。
3年間という期間がありますが、勝手に時間が進む事はありません。
（特定の課題の時に制限時間がある場合がありますが。）
作中の時間の流れは非常に早く、あっという間に3年生になります。
本編の他に仲間キャラクターのストーリーが語られるキャラクエストが存在し、エンディングにも影響します。
内容は中盤までは明るいですが、後半戦に入ってから不穏な雰囲気になっていき、最終的には完全にシリアスになります。
終盤の暗さが尋常ではないので、重いシナリオが苦手な人には辛い。
エンディングもあっさりしすぎていて微妙。
あと、メインキャラクターのはずのムーペが仲間になってからストーリーの本筋に関わる事が殆どなく、
本編では完全に空気になってしまうのが気になる。サブイベントやキャラクエストではそれなりに絡みますが。
最初にヴェインをスカウトしにきたゼップルも本筋に関わる事は殆どなく、
たまに登場したと思ったら、肝心な所で役に立たないというヘタレ空気キャラと化しています。
このヘタレぶりは続編でさらに悪化してしまう事に。本当に教師かこの人？
音楽はアトリエシリーズらしく、高品質。
セーブ時間は早い方。
ロード時間はダンジョンでの初回戦闘時に若干読み込む事がありますが、基本的に早い。
ただ、画面が切り替わる度に1〜2秒読み込むのはさすがに気になる。
仲間が増えると戦闘開始前に若干の停止時間が発生するのもちょっと気になるかも。
難易度は序盤は仲間が少ない上にできる事が少ないので苦戦しやすい。
中場以降はできる事が増えて、戦略が広がります。
敵の強さもそれなりですが、十分倒せるレベル。さすがに8話以降は厳しい場面が増えますが。
エンカウント方式はシンボルエンカウント。
敵の動きが不規則なので、下手に回避しようとするより、わざと戦闘に突入して逃走した方が効率が良い。
弱い敵は剣で斬るだけで戦闘に突入せずに倒す事が可能。
難点はアイテム製作のアトリエと装備製作のアタノール室が別々の場所になっている事。
一応、隣同士ですが、何度も利用する事になるので往復するのは面倒。
店の数も5つと妙に多い。しかもその内の一つはダンジョンの中なので行くのが面倒臭い。
購買部があるのだから1つ、悪くても2つまでで良かったのでは。
また、序盤はやれる事が少ないので、正直面白くないです。
本作の目玉であるサポートアクションが使用可能になるのは序盤が終わってから。
一度に色々できても理解しにくいのは確かですが、できないのも辛い。
本作は夜になると敵のステータスが強化されるのですが、
夜の敵は単純に強くなるだけで、入手APアップやレアアイテムを落とす確率が高くなるなどの特典はないので、
強い敵に挑みたいという人以外には、余計な仕様にしか見えません。
時間を進める機能もないので、朝まで待つのも退屈なだけ。
幸い、雑魚戦で全滅しても強制的に学園に戻される以外にペナルティがないのが救い。
二周目以降にグロウブックの成長度が引き継げるのは良いですが、アイテムを引き継げないのは辛い。
調合で莫大な数のアイテムが必要になるので、二周目以降も楽はできそうにない。
サポートアクションのおかげで戦闘システムの評価が高い作品。
アトリエシリーズなのに調合より戦闘の方が評価が高いというのもおかしな話ですが、面白いのでまあいいでしょう。
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