スーパーマリオ 3Dコレクション レビュー

ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch) スーパーマリオ 3Dコレクションレビュー・感想のページです。
公式サイト
発売日:2020年9月18日(2021年3月31日までの期間限定販売)
対象年齢:A(全年齢対象)
評価:☆☆☆
レビュー掲載日:2021年8月4日

スーパーマリオブラザーズ35周年記念作品。
スーパーマリオ64、スーパーマリオサンシャイン、スーパーマリオギャラクシーの3作品が収録されている作品。
(なぜかスーパーマリオギャラクシー2だけ未収録。)
3作品とも画質が向上し、スイッチでの操作に適した仕様になっています。さらに3作品全てのサウンドトラックが収録。

セーブ時間は早い。ロード時間は作品選択後に数秒読み込んだ後は殆どありません。

3作品の3Dマリオのプレイにも音楽鑑賞にも適したコレクション作品なのですが、なぜ期間限定販売なのか。
以下はスーパーマリオサンシャインのレビューです。

スーパーマリオサンシャイン
【攻略サイトリンク】
ゲーム攻略情報局 オルハチブ
ゲームブログ(仮)

3Dマリオシリーズの二作目。
ポンプから放出される水を使用して移動や敵の討伐をするポンプアクションが特徴。
スーパーマリオ 3Dコレクションに収録されているのは一部の仕様が変更されている日本後期版になっている模様。

ストーリーは南国の島「ドルピック島」にバカンスに訪れたマリオとピーチ達だったが、
ドルピック島では謎の落書きによる被害や島の守り神の増徴であるシャインが消えたことによる太陽の光の消滅に悩まされていた。
しかもその犯人がマリオにそっくりという理由でマリオは犯人扱いされてしまい、汚れを全て消すまでドルピック島から出られなくなってしまった。
マリオは島の落書きを消しながらシャインを探し、真犯人を探す事に。

アクションゲームのマリオのシナリオは気にしない方ですが、それでも本作のシナリオは良くない。
一方的にマリオを犯人扱いした癖に後半の島の異変で完全に落書き犯の事はうやむやにされてしまい、誰もマリオに謝罪する場面はない。
最終的にドルピック島から出られているので誤解は解けているのは確かですが、気分は良くない。

本作はクッパJr.のデビュー作ですが、クッパJr.の登場によって「クッパの子供はコクッパ7人衆ではないのか?」という疑問が生じ、
結局以降の作品ではコクッパ7人衆はクッパ7人衆に改名され、クッパの手下扱いに…。
こうなってしまったのは単純に製作スタッフがコクッパの存在を忘れていたのだと思われます。

音楽は良い。

難易度は普通にクリアするだけでも難しい。
単純にシャインまでの道のりが長く足場も不安定な場面が序盤から普通に出てくる。
特にクリアまでポンプを没収されてしまう「〇〇のヒミツ」のアスレチックコースは足場が悪いコースばかりで辛い。
それなのに本作のマリオは少しスティックを倒しただけで走り始めるため、
ダッシュジャンプや横宙返りが暴発しやすく、そのせいで事故死が起きやすい。
さらに走り幅跳びが削除され、バック宙もポンプなしではできないのも難易度上昇の一因となっています。

本作の一番辛い所は「各ステージのストーリー7までを全てクリアしないと最終ステージに挑む事ができない」という事。
苦手なステージもパスする事ができず、嫌でも挑まなければいけません。
マリオ64やマリオギャラクシーと違い「どこでも良いのでパワースターを一定数集まれば良い」という訳にはいかないのです。
3作品の中では唯一、マリオの残り人数が記録されるのが救い…になっているかどうか。
普通にクリアするだけでも辛いので、シャインを全て集めるとなると更なる苦難の道を行く事になります。

とにかく普通にクリアするだけでも辛いという印象ばかりが残っている作品となってしまいました。
難易度の高さには思い出補正が入っているのかもしれないと思いましたが、そんな事はなかった…。

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