ネルケと伝説の錬金術士たち 〜新たな大地のアトリエ〜 レビュー

プレイステーション4(PS4) ネルケと伝説の錬金術士たち 〜新たな大地のアトリエ〜レビュー・感想のページです。
公式サイト(音量注意。)
発売日:2019年1月31日
対象年齢:B(12才以上対象)
コンテンツアイコン:セクシャル
評価:☆☆☆
レビュー掲載日:2020年4月2日

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ナノゲームス
生臭坊主のゲームメモ

アトリエシリーズ20周年記念作品。
一作目のマリーのアトリエから本作が発売された時点で最新作のリディー&スールのアトリエまでのキャラクター達が登場するお祭り作品。
本作は主人公のネルケがアトリエシリーズのキャラクター達と共に街づくりをするシミュレーションゲームになっており、
従来のアトリエシリーズとは違うシステムになっているので注意。

ストーリーは貴族の令嬢のネルケはグランツヴァイトの賢者の残した遺物の力「錬金術」に憧れる少女。
錬金術の才能がない彼女は役人として人々の役に立とうとしていた。
ネルケが学院を卒業する数日前、ネルケの父親の領地である「ヴェストバルト」に賢者の遺物が判明する。
自分の手で賢者の遺物を見つけ出したいネルケは父親から「ヴェストバルトを大きく発展させる事」を条件に
ヴェストバルトの担当管理官に就任し、メイドのミスティと共にヴェストバルトにやって来た。
ネルケは異世界から訪れた錬金術士達と共にヴェストバルトの発展と賢者の遺品「グランツヴァイトの樹」を目指す。

本作はターン制になっており、決まったターン以内にメイン課題が達成できなかった場合はその時点でゲームオーバーになります。
エンディングはノーマル、グッド、トゥルーの三種類がありますが、どのエンディングに到達してもターン無制限の延長戦に突入する事が可能。
アトリエシリーズでは珍しくイベントスキップ機能があるので、周回プレイが楽になっています。

お祭り作品と言う事もあり、とにかくイベントの数が多い。その影響なのか、フルボイスではなくなっています。
各キャラクターイベントの時はフルボイスですが、小イベントの時は掛け声程度のみ。
明らかにボイスありで進行するはずのイベントシーンでもボイスなしで進むという、寂しい状況も。
なお、ボイスがあるのは公式サイトでメインキャラクターとして扱われているキャラクターのみです。

内容は歴代アトリエシリーズのキャラクター達の交流が描かれていて面白い。
各キャラクターの外見は初登場時のものになっていますが、設定上は各作品のエンディング後(シリーズ物の場合は最後の作品の終了後。)になっています。
そのため、新しい事を始めようとするキャラクターもいれば、相変わらずなキャラクターもいます。
特にホウキで空を飛ぶ夢の続きが描かれるシャルロッテと、本作の世界に来た事で新しい仲間や理解者ができたヴェインは本作に登場出来て良かったと思えます。

音楽は歴代シリーズの曲のアレンジが多め。新曲も含めて安定のガストクオリティです。

セーブ時間は早い。ロード時間は基本的に早いですが、イベント前や町づくりの時に少し読み込みます。

難易度は従来のアトリエシリーズとは別の方向で頭を使う上に、後半の敵が強いので中々難しい。
一周目でトゥルーエンドを目指すとなると無駄な行動は殆ど許されません。
幸い、様々な要素にプラス補正がかかる周回ボーナスがエンディングだけでなく、ゲームオーバーになった時も獲得できるので、
諦めずにプレイし続ければ必ずクリアできる様になっています。

難点は街づくりの時の操作が細かい所で不便に感じる所が結構あります。
いつもはクリア後にタイトル画面からいけるエクストラ(イベントスチル観覧やおまけボイスのモード。)が、
ゲーム中の休日画面からしかいけなくなってしまったのは謎です。
なぜ本作だけ普通にタイトル画面からいけなくしてしまったのか。

とにかくイベントの数が多いため、お祭り作品としては十分盛り上がっています。

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