サモンナイト2 レビュー

ゲームアーカイブスサモンナイト2レビュー・感想のページです。

アマゾンで購入。

配信日：2012年8月29日
対象年齢：A（全年齢対象）
評価：☆☆（星2.5個）
レビュー掲載日：2012年9月8日

2001年8月2日にプレイステーションで発売されたゲームで、サモンナイトシリーズの2作目。
舞台は前作から1年後で、前作のキャラクターも多数登場。
前作との繋がりはあまりないので本作からプレイしても大丈夫です。
もちろん、前作をプレイしておいた方がより楽しめますが。

ストーリーは蒼の派閥に所属している主人公は卒業試験になんとか合格し、一人前の召喚師になる。
しかし、成り上がりとして忌み嫌われていた主人公は上層部から諸国視察の任務と命じられる。
それは事実上、追放処分と同じ事だった。
主人公は兄弟子のネスティと共に旅に出る事になるが、その途中にレムルの村に訪れた事から聖女をめぐる戦いに巻き込まれていく事になる。

内容は微妙。アメルの甘さが鼻に付く事が多い。
もっとも、彼女は出世に秘密があるとは言え、戦いとは無縁の一般人なので仕方ないかもしれません。
前作以上にストーリーが長くなりましたが、多くのキャラクターとのエンディングが存在するこのシリーズはストーリーが長すぎるのは逆効果だと思います。
前作では裏技扱いだったテキスト早送りが本作からデフォルトで搭載されているので、早送りすれば時間短縮できますが・・・

カルマエンドは今回も健在。どこか救いがあった前作と違い、今回は完全にバッドエンドです。
さらに本作から条件を満たすと前作のキャラクター達と共に戦う展開になる番外編が初登場。いわゆるファンサービス。
前作の主人公はボイス付きで登場。

音楽はまあまあ。オープニングの主題歌は良い。

セーブ時間は普通程度。ロード時間は殆どゼロに近い。
本作から戦闘前にセーブができるようになりましたが、同じ場所にセーブすると勝てなかった時に手詰まりになり、
最悪の場合、最初からやり直すしかなくなる事もありえるので戦闘前のセーブデータは別の場所に保存した方が良いでしょう。
（これは以降のシリーズも同じ。）

難易度は高め。適当にやってもクリアできた前作と違い、適当にキャラクターを育てると戦闘の度に涙目になってしまうのでご注意を。
レベルを上げるのに必要な経験値が多めなのも辛い。
フリーバトルで入手できる経験値とお金が少なすぎ。後半になるとイベントバトルの経験値も少なく感じるようになってしまう。
一回の戦闘に時間がかかるシミュレーションRPGでこの少なさは割に合わない。
条件を満たせば本編より強力な敵が出現する無限界廊に挑む事が可能になり、好評だったのか以降のシリーズにも登場します。

難点はクラスチェンジに必要な能力が決まっている事。
早くクラスチェンジしようと必要な能力値にポイントを振り分けてしまうと、能力が中途半端なキャラクターが出来てしまうという罠。
次に、戦闘中にアイテムと召喚術の効果の説明がないのが困る。種類が多いから覚えられない。
周回プレイの特典がいまいちなのもマイナス。

難易度がアップし、無限界廊という上級者向けの要素が登場したのでシミュレーションRPGとしてはやり応えがアップしましたが、
キャラゲーとしてはややとっつき難い作品になってしまった気がします。
【テレビゲームレビュー一覧】
ニンテンドースイッチゲームレビュー / Wii U・Wiiゲームレビュー
プレイステーション4・プレイステーション3ゲームレビュー / プレイステーション2ゲームレビュー
プレイステーションゲームレビュー / スーパーファミコンゲームレビュー / 携帯ゲームレビュー
その他機種ゲームレビュー / 挫折したゲーム