サモンナイト5 レビュー

プレイステーション・ポータブル(PSP) サモンナイト5レビュー・感想のページです。
公式サイト
発売日:2013年5月16日
対象年齢:B(12才以上対象)
コンテンツアイコン:恋愛、セクシャル
評価:☆(星1.5個)
レビュー掲載日:2021年5月14日

【攻略サイトリンク】
サモンナイトシリーズ 攻略wiki
サモンナイト5 攻略
サモンナイト5 攻略の部屋
サモンナイト5 攻略  Wiki

サモンナイトシリーズの5作目で、サモンナイト4から約6年ぶりのナンバリングタイトル。
前作から200〜300年後の世界が舞台。
画面全体が3Dになり、基本システムも細かい所が変わっており、特にに召喚システムは大きく変わっています。

ストーリーは幼い頃に響友(クロス)と出会った主人公は召喚士エルストにセイヴァールで召喚士になる事を進められる。
時が経ち、異世界調停機構(ユクロス)所属の調停召喚士となった主人公は様々な事件に関わっていくことになる。

内容はいまいち。
「敵が現れ、戦って勝利するも逃げられる。」の繰り返しなので見ていてだるくなってきます。
シナリオは全15話とシリーズの中で一番短いのですが、話がつまらないので長く感じる。
過去のシリーズや小説を読まないと話がわからなくなる事もあるのもプレイヤーに優しくないです。
そのため、後半の偉い人たちの話が全然わかりませんでした。

また主人公が周囲からすごい召喚士扱いされていますが、プレイヤーにそれが伝わる場面がありません。
成長イベントも響友が担当しているので、主人公の成長している所が本当に見当たらない。
おかげで仲間たちからやたら信頼されていても、こちらは理解できない。
喫茶店のマスターとしては凄腕という場面はありますが、召喚士とは関係ないので…。

前作になかったカルマエンディングは本作では復活しましたが、エンディングが変わるくらいで話自体は短い。
内容に関しては過去作より微妙ですが、本作の結末としてはこっちの方が良いんじゃないかなとは思います。

音楽は良い。本作で評価できる数少ない部分。

セーブ、ロード時間は早い。

難易度はイージーにしても敵の耐久力が少し高いので、弱点を突いたり弱体化させないと苦戦する事も。
MPの仕様が変更され戦闘開始時は50で始まり、戦闘中の行動で増えるようになったため、
召喚士は一番弱い技がMP消費ゼロになり、召喚士が有利になっている傾向があります。
敵の方はMP自体がなく、これまでMPを消費して使用してきた遠距離攻撃を無限に使用してきます。
このため本作の敵は反撃できない場所から攻撃してくる場面が多く、
戦士系は遠距離攻撃も使用でき、スキル「獅子奮迅」で連続行動ができるアベルトとイェンファ以外は使うのが難しい。

難点は今までのシリーズと違い出撃したキャラクターに経験値が分配という仕様に変更され、
スキルも経験値を使用して習得&レベル上げに変更されたので、これまで以上に経験値稼ぎが辛くなりました。
レベルドレインに必要な悪魔の秘薬の入手方法がブレイブメダルを1個消費して購入する以外にないのも厄介。

今回の戦闘ではブレイブポイント(BP)が追加され、これを消費して使用するパーティ能力が存在するのは良いですが
各話で設定されているブレイブレベル以上で敵を倒すとBPが下がり、ゼロになるとゲームオーバーになるというのが厄介。
一応、BPがゼロになってもゲームオーバーにならなくするパーティ能力はありますが、それを入手するのも手間がかかります。

一番の難点は後半になると敵が無限増殖してくるマップばかりになる事。
こちらは五人までしか出撃できないのに敵はそれ以上の数で押し寄せてくるので、数の暴力であっさり倒されてしまう事も珍しくない。
このため、ますます召喚士とアベルト&イェンファ以外のメンバーの出番を作るのが難しいです。
イージーですらおかしいとしか思えないありさまなので、ノーマルだと…。

新しいシステムを取り込もうとした事自体は良いのですが、それらの殆どが失敗してしまい残念な出来になってしまいました。
と言うか普通にシミュレーションRPGとして面白くないです。

【テレビゲームレビュー一覧】
ニンテンドースイッチゲームレビュー / Wii U・Wiiゲームレビュー
プレイステーション4・プレイステーション3ゲームレビュー / プレイステーション2ゲームレビュー
プレイステーションゲームレビュー / スーパーファミコンゲームレビュー / 携帯ゲームレビュー
その他機種ゲームレビュー / 挫折したゲーム