スーパーロボット大戦V レビュー

プレイステーション4(PS4) スーパーロボット大戦Vレビュー・感想のページです。
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公式サイト 攻略メモ
発売日:2017年2月23日
対象年齢:C(15才以上対象)
コンテンツアイコン:セクシャル
評価:☆☆☆☆
レビュー掲載日:2017年3月24日

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攻略の缶詰

スーパーロボット大戦シリーズ25周年記念タイトル第2弾。単独作品のため、ストーリーは本作のみで完結します。
過去作品からパイロット養成システムが大きく変わっており、
TacP(タックポイント)を使用し、能力強化や特殊効果のあるスキルを作成し、パイロットに習得させるスキルルートシステムを採用。
近年は二機を一組として使用するタッグバトルが主流でしたが、本作では単機出撃制になっており、
主人公もスーパーロボット大戦Z以来の男主人公の叢雲総司(ソウジ)、女主人公の如月千歳(チトセ)の二人からの選択制になり、
選ばなかった方はサブ主人公として登場する事になります。
スパロボOG ムーンデュエラーズでは初心者用モードとして完全に機能しているとは言えなかったビギナーズモードは
本作ではSRポイント自体をなくし、ステージクリア後に無条件で資金とTacPを獲得できる仕様に変更され、
さらにインターミッションのオプションからモード変更が可能になりました。

また、第3次Zシリーズにあったイベント完全スキップが強化されており、あちらは一つ一つ飛ばされていましたが、
本作はスタート(OPTIONS) + L1ボタンを一回押すだけで、全てのイベントが一気にカットされるようになり、さらに周回プレイが楽になりました。
この機能、本当にOGシリーズにもあって欲しい・・・

ストーリーは一年戦争からシャアの反乱と呼ばれる戦いによって「空白の10年」と呼ばれる時代を生み出した世界。
それから100年後、木星帝国と宇宙海賊クロスボーン・バンガードによる戦い「木星戦役」が終結し、平和が訪れたと思われたが、
突如現れた地球外知的生命体ガミラスによる地球侵攻が始まった。
ガミラスの圧倒的な戦力によって地球の軍勢は壊滅状態、さらに冥王星の前線基地から撃たれる遊星爆弾によって地球は汚染され、
このままではおよそ一年で地球は完全に滅亡してしまう状況にまで追い詰められていた。
人類は最後の希望として宇宙戦艦「ヤマト」を中心とした部隊が、
遥か彼方の惑星イスカンダルまで汚染浄化システムを取りに行くための長い航海の旅に出る事になる。
第三特殊戦略研究所で開発された機体「ヴァングレイ」に成り行きで搭乗した主人公もその一人としてヤマトに乗り込むが、
これが他の世界の地球も巻き込む戦いの始まりになった事を、この時はまだ誰も知らなかった・・・

内容は新規参戦作品の宇宙戦艦ヤマト2199、勇者特急マイトガイン、クロスアンジュ 天使と竜の輪舞を中心に、
フルメタル・パニック!シリーズ、ガンダムUC、劇場版 機動戦艦ナデシコ、劇場版 機動戦士ガンダム00、
真マジンガー、新ゲッター、ヱヴァンゲリヲン新劇場版の展開も原作とは少し違う展開で行われます。
クロスアンジュとガンダムSEED DESTINYの設定の繋がりや、ガンダムUCの展開にガンダムZZのキャラクターやハサウェイが大きく絡んだり、
マイトガインのメタフィクションの展開がうまく使われていたりと、スパロボ特有のクロスオーバーは健在。

また、シナリオのテーマの一つに「愛」があり、
エースパイロットのお祝いシナリオでナインが多くのパイロットに愛について聞く事がありますが、これが最後の戦いに大きく関わる事になります。
最終決戦で愛について熱く語る各作品のキャラクター達の姿は必見です。

音楽は良いです。第3次ZシリーズやOGシリーズからの使いまわしもありますが。
オリジナル曲では男主人公が後継機に乗り換えた後のテーマ曲「マットブラック・バレット」が特に好きです。

セーブ、ロード時間は非常に早い。

難易度はそれほど高くありません。
行動終了後や敵のターンにも精神コマンドが使用可能なのも大きい。
序盤はこちらの命中率が高めに、敵の命中率が低めに設定されている傾向にあるので楽ですが、
さすがに中盤以降は敵の命中率と回避率も上がり始めます。
後半になると敵の特殊効果で全ての敵機体の命中率が大幅に上がり、リアル系でも回避が難しくなる場合があるので、
精神コマンドの「かく乱」持ちのパイロット・サブパイロットはほぼ必須です。
SRポイント獲得は簡単な条件もあれば、二周目以降でも気を付けないといけない難易度と様々。

また、機体の移動力が全体的に低くなっていたり、武器の燃費が悪い機体が多いです。
幸い、キャラクターのエースボーナスや機体のカスタムボーナスに、
移動力やエネルギーの最大値アップ、特定の武器の消費エネルギーダウンが多く、
強化パーツもこれらの弱点をカバーできるパーツが多いので、うまく利用して戦う必要があります。

難点はサブ主人公の影が薄い事でしょうか。
序盤と終盤にしか出番がなく、条件を満たさないとパイロットとして正式加入しない上に、
ようやく正式加入する頃にはあと数話でゲームが終わってしまう段階と非常に遅い。
幸い、搭乗機は主人公機の改造を引き継ぐので、活躍できない事はありませんが。
いっそ、支援用の技能や強化パーツを装備させてサポート担当にしてしまうのもあり。

単発の作品の上に難易度もそれほど高くなく、初心者用のビギナーズモードもちゃんと機能しているので、
スパロボ未経験の方は本作から始めても良いのではないでしょうか。

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