わるい王様とりっぱな勇者 レビュー

ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch) わるい王様とりっぱな勇者レビュー・感想のページです。
公式サイト
発売日:2021年6月24日
対象年齢:A(全年齢対象)
評価:☆☆☆(星3.5個)
レビュー掲載日:2020年8月28日

嘘つき姫と盲目王子に続く絵本の世界風のゲーム。ジャンルはRPG。
システム面はよくあるターン制のRPGで、サブクエストもあるのでボリュームは増しています。

ストーリーは魔物の王様である王様ドラゴンは人間の女の子のゆうを育てながら暮らしていた。
ゆうはかつて魔王を倒した勇者の娘。ゆうは父親のような勇者になることを目指して修行に励み、その様子を王様ドラゴンは温かく見守っていた。
しかし、王様ドラゴンがかつて魔王と呼ばれる存在であった事をゆうは知らなかった…。

内容は序盤はゆうが人助けをしながら成長していくという王道的なシナリオですが、
王様ドラゴンが魔王という事もあり、後半になると重い展開になっていきます。
絵本風の演出もあって内容は良いです。

音楽は非常に良い。

セーブ、ロード時間は早い。
フロアが切り替わるたびにオートセーブされます。

難易度は普通にクリアするのはそれほど難しくありません。
敵も単体ではそれほど強い敵はおらず、ボス戦もほどほどに強いといった感じです。
ただし雑魚敵が複数で出現した場合はさすがに厳しい時があるので、その時は逃げた方が良いです。
逃走失敗してもそのターンに逃げる事ができなくなるだけでそれ以外の行動は可能。
回復アイテムを使用した時は敵より先に使用するので、回復が間に合わない事もありません。
状態異常の効果もほかのゲームほど効果が高くない物が多く、行動できなくなるものも確率が低め。(絶対に効果がでないという訳ではない。)
マップもあるので道に迷うことも殆どありません。

エンカウント率は普通程度。
ゆうのレベルが上がるとそのエリアでダッシュできる様になり、エンカウント率が下がります。
エンカウント率を下げるアイテムはありますが、完全に出現しなくなるアイテムはないのでその辺は不便。

難点は処理落ちが発生することがあり音楽が途切れる事があります。
それはまだましな方で戦闘中にフリーズしたのかと思えるほど長く止まる事も稀にあります。

ゆうの移動速度があまり早くなく、ワープ地点の桃色の湖が少ないのもあって移動が結構面倒です。
ゆうが住んでいる山のすみかは終盤にならないと桃色の湖が出現しないので、サブクエスト巡りの時は自力で帰るしかない事も。

魔物図鑑に魔物の出現場所が表記されていないため、トロフィーを全て集めるとなると厄介。
魔王山は5章と7章で出現する魔物が変わってしまうのもあって、魔物を見逃すトロフィーの獲得は本作の最難関要素。
レベル50になると習得できるトロフィーも後半になるとレベルが上がるのが遅くなるのでほぼ作業。
次のレベルまでに必要な経験値もわからないので普通にプレイする時も不便に感じます。

難しいゲームではないので世界観が気になったらプレイしてみても良いでしょう。

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