絶体絶命都市3 -壊れゆく街と彼女の歌-(販売再開版) レビュー

プレイステーション・ポータブル(PSP) 絶体絶命都市3 -壊れゆく街と彼女の歌-(販売再開版)レビュー・感想のページです。
絶体絶命都市3 -壊れゆく街と彼女の歌-
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配信日:2015年7月29日
対象年齢:B(12才以上対象)
コンテンツアイコン:暴力、セクシャル、犯罪
評価:☆☆
レビュー掲載日:2015年10月12日

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絶体絶命都市3攻略

絶体絶命都市シリーズの3作目。
一作目同様、大地震の起きた街から脱出するのが目的となります。
ここでは2015年7月29日に販売再開されたダウンロード版のレビューを掲載します。

ストーリーは4月からセントラルアイランドの大学へ通うことになった主人公。(男女の二人から選択可能。)
バスでセントラルアイランドへ向かう主人公だったが、海底トンネルの中で突然大地震が発生し、バスは横転してしまう。
横転のショックで気絶してしまった主人公は一人目を覚まし、セントラルアイランドからの脱出を試みる。

主人公が男か女かでストーリー中の会話は変化しますが、ストーリー自体は変わりません。
もはや恒例となっているおかしい選択肢も健在。
なぜか主人公を女にすると「百合」を意識した選択肢が多数出現するという謎仕様になっています。
製作スタッフは何を考えているのか・・・

内容は最初こそ余震などの災害に耐えながら脱出を目指すというものですが、
途中から暴徒と化した住人達から逃げながら、ある二つの一族の間に起こった事件の真相が語られる事になります。
前二作ではそう言った人間関係の話が災害の本筋に関わる内容でしたが、
本作では災害とは全く関係のない話なので、それはこのシリーズとしてはどうなのかと思います。
あと、前二作同様マルチエンドです。

音楽はこのシリーズは基本的に殆ど流れません。
飯田舞さんが歌う主題歌は良いです。

セーブ時間は早い。
ロード時間は新しいエリアに入った時は少し読み込みますが、それ以外は普通程度。
ただし、読み込む回数は多いです。
即死地点が多いゲームなのでコンティニューする時に読み込むのは結構ストレスになります。

難易度は場所によって様々。簡単な所もあれば難しい所もあります。
基本的には回復&セーブポイントであるベンチが多いので、回復アイテムが殆ど必要ないくらい簡単です。
難所はミス=即死が殆どな上に、コンティニューすると全回復して復活するので、やはり回復アイテムは空気です。
組み立てて使用するアイテムはさらに存在意義が不明。必要性を全く感じません。

なお、販売停止前のバージョンではゲームの進行に不具合があるバグが多数存在しましたが、
販売再開版ではバグはほぼ修正されているので、その点は問題なくプレイできます。

難点はこのシリーズの伝統になってしまっていますが、視点が良くない事。
そのせいで難所の難易度が余計に難しくなっています。
特にラストの羽月ビルの階段を駆け上がる場面は視点がコロコロ変わるので、難易度が異様に上昇しています。
この視点の悪さはいつになったら解消されるのか・・・

あとは暴徒達が邪魔すぎる事。
確かに、現実にこんな非常事態が起これば人が暴徒化するのは仕方ないのですが、
ゲーム的に見るとただの邪魔者にすぎません。
暴徒達が反省したり謝罪するシーンもないので余計にそう思えます。

前二作よりパワーダウンしてしまった作品。
パワーアップしたのは選択肢のカオスぶりくらいでしょうか。
何だかんだでこのシリーズは好きなので、次回作では挽回して欲しいです。

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