探偵 神宮寺三郎 Early Collection レビュー
プレイステーション(PS1) 探偵 神宮寺三郎 Early Collectionレビュー・感想のページです。
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発売日:1999年8月5日 評価:☆☆☆ レビュー掲載日:2012年10月1日 【攻略サイトリンク】 Adventure Island Gray Cells in Black |
ファミリーコンピュータ、ディスクシステムで制作された探偵 神宮寺三郎シリーズの
1作目「新宿中央公園殺人事件」、2作目「横浜港連続殺人事件」、
3作目「危険な二人 前編・後編」、4作目「時の過ぎゆくままに…」の4作品を収録した作品。
基本的にオリジナル版と同じですが、探偵ノートやヒントモードなどがあるのでよりプレイしやすくなっています。
プレイステーションなのでセーブ、ロードにやや時間がかかるのが難点。
神宮寺三郎シリーズの初期4作品が一度に楽しめるのでお得です。
今プレイするとシステム面などで厳しい部分もありますが。
以下、各作品のレビュー。
探偵 神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件
発売日:1987年4月24日
評価:☆(星1.5個)
記念すべきシリーズ第1作目。機種はディスクシステム。
基本は推理アドベンチャーですが、RPGを意識したマップ探索があるのが特徴。
ハードボイルドな雰囲気で有名なシリーズですが、
本作はまだ一作目だからか方向性が定まっていないような部分が目立つ。
ストーリーは新宿中央公園で何者かに殺害されたホステスの死体が発見される。
友人の熊野刑事から協力を頼まれた神宮寺はさっそく調査を開始する。
内容は王道の推理アドベンチャーですが、熊野にアリバイを訊くと怒って帰ってしまったり、
暴力団の組長に会う時に挨拶を怠ったせいでヤクザにボコボコにされてしまうなどお馬鹿なシーンが妙に目立つ。
しかし、一番馬鹿なの犯人の犯行トリック。あまりにも非常識すぎる。あれで完全犯罪のつもりとか・・・
音楽は殆ど無音。一部の場面で流れる曲は悪くない。
難易度はかなり高い。特定の日にちしか現れない人物が存在したり、
そもそもその人物と会える場所を見つけるのが妙に難しい。
他にも必要なフラグが多く、ヒントも少ないので詰りやすい。
このあたりは昔のゲームらしいと言うべきか・・・
世界観は良いですが、ゲームの出来自体はあまり褒められた物ではありません。
探偵 神宮寺三郎 横浜港連続殺人事件
発売日:1988年2月26日
評価:☆☆
シリーズ2作目。機種はファミリーコンピュータ。
前作のRPGのようなマップ探索はなくなり、本格的な推理アドベンチャーになりました。
ストーリーは消息不明になってしまった婚約者を探して欲しいと言う依頼を受け、神宮寺と洋子が横浜の街を訪れる所から始まる。
内容はシリアスですが淡々と物語が進むのでいきなり急展開を迎えても何が起こったのかすぐには理解できない事も。これは自分が悪いか・・・
音楽も全体的に落ち着いています。
難易度は今回も高い。中盤の操作は話が進んでいるかどうか分かり辛くて非常に手こずる。
あまりにお粗末だった前作から当然と言えば当然ですが進化しています。
ただ、難易度の高さは相変わらずなのでとっつき難い。
探偵 神宮寺三郎 危険な二人(前編・後編)
発売日:1988年12月9日(前編)1989年2月10日(後編)
評価:☆☆(星2.5個)
シリーズ3作目。機種はディスクシステム。
ストーリーは洋子の友人である岡崎京子に招待され、神宮寺と洋子は京子の夫、岡崎慎二が出場するオートバイレースの観戦に訪れる。
ところがレース中に慎二が事故を起こしてしまい、神宮寺は慎二が運び込まれた病院へ向かうが、病院に運ばれたのは慎二ではなく全くの別人だった。
一方、洋子は姿を見せない京子を探していたが、やがて京子が死体となって発見される。
神宮寺と洋子はこの不可解な事件の真相を追い始める。
前編、後編に分かれているのでこれまでのシリーズの中でシナリオが一番長い。
内容も登場人物が多くなったので複雑。
音楽はまあまあ。
難易度は前2作よりは易しくなりましたが、それでも難所は存在します。
シリーズの進化が確実に見られる作品。
あとはこのシリーズの世界観と探偵アドベンチャーというジャンルを気に入るかどうかで評価が分かれると思います。
探偵 神宮寺三郎 時の過ぎゆくままに…
発売日:1990年9月28日
評価:☆☆☆
シリーズ4作目。機種はファミリーコンピュータ。
ストーリーはある日、新宿中央公園で一匹の犬を見つけた神宮寺は一年前に起こった事件を思い出す。
一年前、神宮寺は盗まれた絵画を取り戻す依頼を受ける。
それと同時に洋子は母親が行方不明になって困っている少年、健一の母親を探す事に。
やがて二つの事件は意外な展開を迎える事になる・・・
内容は一家の複雑な人間関係が描かれており、かなり印象に残りました。
音楽は全体的に落ち着いている感じの曲が多い。
ただ、そのせいで殆ど記憶に残っている曲がない。
難易度は前作よりは易しくなっている方。
それでもこの手のジャンルが苦手なのでかなり苦戦しましたが。
シナリオと雰囲気の良さは初期4作の中でもトップクラス。
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